お供えの花で、故人がバラを好んでいたので、日にちは持たないかもしれませんが、バラを供えたいと思いますがいけませんか?教えてください。
仏教の場合では、古くからの慣習で「バラの花には棘(とげ)がある」ため、赤い血を連想させるので不吉とされ、お供えのお花にはタブーとされていました。しかし最近ではこのような古い慣習を尊重する姿勢が希薄になっている傾向にあります。むしろ、「故人がバラが好きだったから」などのように個性や嗜好を重視する傾向が見られます。しかしながら、贈り手の独りよがりで選んだお花によって、受取り側に不快な思いをさせてしまうことがあります。とくにお相手がご年配の方や、格式を重んじるような方の場合、バラは避けたほうが無難かもしません。受取る人の気持ちを十分に考慮して検討しましょう。